映画(実写)「美女と野獣」吹き替え版の感想

山崎育三郎さん、昆夏美さん、濱田めぐみさん、成河さん、吉原光夫さん、と現日本ミュージカル界で活躍されている方たちが吹き替えをしている、という事で観てきました。

でもここまで話題になっていなかったら、映画を観に行かなかったかも。

「美女と野獣」をちゃんと見た事や読んだ事はなく(もとはフランスの昔話だそう)、内容知らなくても、どうせ最後ハッピーエンドで終わるんでしょ、と観なくたって結末知っていたし、正直内容には興味がなく、ただ歌声を聴きに行くつもりで言ったのですが、すごい良かったです!!

ミュージカル俳優さんたちの力もありますが、作品自体が面白かった。

自分の予想通りの展開なのに、見終わった後「やっぱりディズニーってすごいな~」と感服させらました。

ストーリーは、呪いをかけられた王子が醜い姿になって、最後ベルという少女と愛し合う事で呪いがとけるという、いかにもディズニーな話なのですが、こういう単純な話を壮大な作品にした、楽曲の素晴らしさ、セットやCGの豪華さ、そしてキャラクターそれぞれの個性が素晴らしかった。

べただけれど、燭台や時計、ポットやコップ、タンスなどが動いてしゃべると、わくわくして、目が離せなくなったのは、ディズニーの思うツボだったと思いますw 本当楽しかった。

美女と野獣は舞台版が先ですが、こういう「物」たちはどう演じているだろう・・・と舞台も観たくなったりして。

個人的に今回の映画で一番突き刺さったのは、野獣が「自分は君に愛してもらえる価値があるんだろうか」とおびえた表情でベルをのぞき込む事。

野獣だから獣の姿をしている分、怖がっている目がとても悲しかったです。

自分は愛されるのか
そんなわけないだろう

燭台や時計の格好いた召使たちに「ご主人頑張っていっちゃいなよ!」とけしかけられるのですが、こんな自分なんて・・・と、自分を否定している姿が、自分を傷つかないよう守っているように見えました。

ストーリー的には単純ながら、愛情を得る事、手放す事こそ愛情であることなど、人類みな経験してくる事を丁寧に描かれているから、作品が魅力的になるのかな~

あと、すごく印象に残っているシーンが、ガストンに先導された村人が野獣の城に攻撃へと向かう時、

父親とベルが馬車にとらわれているのですが、ベルが抜け出して野獣の城へ向かうのを父親が最初は反対しつつも止めないところ。

ここ、日本だったら、親は娘を行かせないかなぁ。。。と思いました。危険だし。

でも、西洋は勇敢であることが称されるから、たぶん西洋人には特に不思議じゃないのかも。

さて、ミュージカル俳優さん目当てで行って、やっぱりとても良かったです。

野獣はエフェクトがかかっているため、山崎育三郎さんらしい声は、中盤まで出てきません。でも、歌が始まると悲しみをたたえた深くて美しい歌声を聴く事ができます。

皆さん、とても良かったのですが、耳をダンボにして聞いてしまったのが、成河さん演じるルミエール(燭台)。。

エリザのルキーニの時も上手上手と評判でしたが、本当にうまい!

歌じゃないところも、セリフにリズム感があって心地が良く、声に躍動感があるんですよね。

声一つでこんなに魅力的になるなんて、なんて素晴らしい俳優さんなんだろう・・・ほー・・・・と堪能していましたl。

映画が終わった後は、映画オリジナルキャストさんが歌う曲も聞けます。こちらも綺麗でした。